太陽光発電の経済効果のシミュレーションをしてみますか?
太陽発電のシステムを導入する際には、必ず複数のメーカーから見積もりとシミュレーションの結果を出してもらいましょう。屋根の現地調査をしたうえで、正確な見積もりと、実際にお宅の場合にどれほどの経済効果があるのかをシミュレーションしてもらうことが大切です。
太陽光発電の発電シミュレーションの手順とその観点:
1.地域・・・お住まいの地域によって日照時間などが異なります。
2.システム・・・設置するシステムの規模を考えます。一般のご家庭で設置されている標準的なサイズは、3.17kwです。それよりも小さめのシステムは2.11kw、やや大きめのシステムの場合は4.22kwです。
3.屋根の形状・・・重要な観点は設置する屋根の傾斜です。おおよそで、設置角度が20度ならば、なだらかな傾斜といえるでしょう。
4.方位・・・理想的には南側にご自宅の屋根が向いているとよいのでしょうが、実際には、南を中心にして、東、南東、南西、西が考えられます。
たとえば、これはあるメーカーによる概算ですが、上記の条件で日本のほぼ中央、中部地方を考えてみましょう:
1.愛知県
2.標準サイズ
3.標準的傾斜(30度)
4.南向き
この場合、経済効果は中部電力のエリアですから、中部電力の1ヶ月の電気料金と比較します。すると、1ヶ月あたり中部電力の場合電気料金を12,000円と考えてみた場合、太陽光発電の場合は、1,716円ですから、その差は、10,284円です。また、年間では太陽光発電なら20,592円で、123,406円の差となります。
それぞれのご家庭の細かな事情をよく加味して、正確なシミュレーションを出すことが重要です。